新卒

外国人留学生

日本の新卒一斉就職という概念は、世界の国々からみるととても珍しい制度と言えます。現在では崩壊しつつある終身雇用(新卒で就職し定年までその企業に勤めること)というスタイルが影響した名残なのか、大学を卒業するとインターバルを取ることなく、卒業の翌月には新入社員として会社に出社するのが当たり前なのです。企業はいち早く優秀な人材を確保したいがために、学生を「青田買い」する行為(早いタイミングで内定を出す)が横行したため、現在では「就職ルール」というこれも他国では見られない企業間の協定が存在します。しかし実際には協定を結んでいない企業が大多数であるため、学生も大学側も困惑している状況があります。

他方、留学生を積極的に採用しようという企業も年々増加しており、特に多言語での会話が可能な外国人留学生に有利な条件であるとも言えます。その企業が海外に拠点を出そうと考える場合、現地の人材を採用するのは勿論ですが、日本で外国人留学生の新卒を採用してその企業の考え方や社風を教育し、出身国に拠点を出す際にはそのリーダー的存在として母国で仕事をさせようと考える企業などもあります。

日本の企業に就職を考えるのであれば、採用選考においては日本人と同じスタイルで就職活動に臨まなければなりません。私たち j Careerでは、日本企業への就職を勝ち取るために、さまざまな就職支援のプログラムを用意して外国人留学生の皆さんを全面的にサポートしてまいります。日本語教室をはじめ、履歴書の書き方や面接などのビジネスマナー、在留資格の変更のお手伝いなど日本人学生に引けを取らないレベルの就活生として活動できるように支援していきます。

 

外国籍労働者数の状況

外国人入国状況外国籍労働者数の規模は2012年度717千人であり、このうち高度人材(ホワイトカラー)と位置付ける「人文・国際」「技術」Visaでの就労者は87千人ですが、「入国人材」「新卒人材」の流入により毎年20千人ペース(年率20%)で拡大する基調にあります。
新卒の留学生を国別でみると、中国が6割強と圧倒的多数の比率を占めておりますが、近年の傾向としては、ベトナム・バングラディッシュ・ミャンマーなどが増加傾向にあるようです。